SOLIDS 2024で初登場/無線通信可能なヘビーデューティ仕様のベルトアライメント(蛇行検知)スイッチ

ZS 92 SRベルトアライメント(蛇行検知)スイッチとRF I/O無線モジュールを組み合わせることで、シュトイテは、同社の2つのコアコンピタンスを結集した、新しく堅牢なワイヤレススイッチングシステムを開発しました。この新しいワイヤレスソリューションは、ドルトムントで開催されるSOLIDS 2024で発表されます。

ZS 92 SRベルトアライメント(蛇行検知)スイッチは、ヘビーデューティな「Extreme」製品シリーズで定評のある製品です。マルチコーティングされたアルミダイキャストのエンクロージャを持つこの非常に堅牢なスイッチ装置は、ベルトコンベアの走行を監視します。アクチュエータレバーが不均等な負荷などから生じるベルトのずれを検出します。この場合、スイッチの制御システムへの組み込み方により、コンベアシステムの停止またはベルトの補正をトリガーします。

信号は通常、ケーブルを通して制御システムに送られます。しかし、距離が長い場合は大量のケーブル配線が必要となります。また、悪条件の過酷な環境では、クリーンな生産環境より、故障やダウンタイムが発生しやすくなります。

そのため、シュトイテがある砂利採取工場のオペレーターと共同で、ZS 92 SRをさらに開発したのは論理的なステップでした:これにより、ベルトアライメント(蛇行検知)スイッチは無線で制御システムと通信出来るようになりました。必要なハードウェアと無線技術の両方がすでに存在していたことも、開発に寄与しました:シュトイテの事業部門Controltecは、ポジションスイッチ、フットスイッチ、センサなど、シュトイテが開発し、世界中の数多くのアプリケーションで実績のあるsWave無線プロトコルを使用した、産業用無線スイッチングデバイスを幅広く提供しています。

二つのテクノロジーが組み合わさり、ベルトアライメント(蛇行検知)スイッチは独立したRF I/Oモジュールに接続されています。このトランスミッターユニットは、sWaveを介して無線で、スイッチから届く信号をレシーバーユニットとして動作するワイヤレスリレーコンポーネントに確実に伝えます。これは屋外の設置でも約400メートルの距離まで可能であり、リピータを追加設置することで、さらに長い距離を実現できます。

二つのベルトアライメント(蛇行検知)スイッチを各RF I/Oモジュールに接続することができ、各スイッチは二段階の無線信号を送信します。最初の信号は警告信号して使用でき、二番目の信号はコンベアシステムのシャットダウンをトリガーするために使用できます。シュトイテと砂利採取工場のオペレータは、現在、試験的な設置を行っています。ベルトコンベアを使用している他の採掘・ハンドリング企業も、すでにこのソリューションに興味を示しています。

シュトイテはSOLIDS 2024に出展します。会期2024年10月9~10日、第5ホール、ブース番号Q32でお待ちしています。